また、三谷幸喜ネタなわけだが。
今日は、『12人の優しい日本人』の再演がWowWowで生中継されるということ。チケットがとれずに、前から楽しみにしていたのでイソイソと家に帰った。
WowWowは、昔『オケピ!』も生中継してくれて、その時は16台のカメラでスイッチングしたらしいが、今回も13台らしい。スイッチャーの人は大変だ。

もしも、日本に陪審員制度があったら、という設定で優しい日本人達が付和雷同しつづけて、無罪有罪のすったもんだの会話劇。有名な映画『十二人の怒れる男達』をオマージュ?とした三谷幸喜の出世作である。
内容は面白かったです。
ただ今日は、内容の感想よりも、何故僕が三谷幸喜が好きかを説明しておこうと思う。
それは、モノを作る人として、彼の姿勢に共感してしまうからだ。
今回の舞台の終演後、演者は4回も拍手に答えてカーテンコールに出てきた。でも、三谷幸喜は決してカーテンコールに出てこない。彼は、「カーテンコールは諸刃の剣」、と考えているからだ。
カーテンコールに出ると沢山の拍手を貰える。とても嬉しい。今は幸い沢山の拍手を貰える。しかし、これがただの儀礼になった時に、拍手が欲しくて、大切なものをなくしてしまう。自分の作りたいものが作れなくなる。ということだ。
(関係ないが、WowWowのライブ中継の前は、三谷幸喜が毎回、前説をするのが恒例。ただ今回は正直いまいちでした。面白いは、面白いのだが、オケピの時のほうが面白かった。次回の生放送には是非期待したい。)
また、三谷幸喜は、舞台の千秋楽では内心こう思ってるそうだ。
「どんなにお客さんが喜んでも、作品の出来不出来は、自分が一番良く知っている。力の足りなさに恥じ入るばかり。謙虚ぶってるわけじゃありません。芝居の千秋楽はいつもこうだ。達成感なんてありゃしない。自分の過去の作品を見て落ち込んだら、それは成長している証だと言われたことがある。その言葉だけが僕の支えだ。」(『三谷幸喜のありふれた生活』より)
妥協はしない。でも、時間がくればShow must go on(幕は上がる)。だから満足はできない。だから、また作り続ける。
その気持ちと姿勢が、僕にとっての三谷の魅力なのである。










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