そういえば、先日 3/6かな。
Google Japanの新卒向け説明会があって行ってきた。もう、結構前なのだけども、Googleの社員である
Namazu の開発者で有名な高林哲さんや、日本語予測変換で未踏スーパークリエーターの小松さんが、去年からの新入社員として色々話してた。
さすが、ベスト&ブライテスト(とびきり優秀な人材を集める)な企業だな、と思って話を聞いていたが、いくつかその内容から面白いことをピックアップ。
Googleに入ると、最初とても覚えなければいけないことが沢山あって、凄いびっくりした。
これは、高林さんが言っていたのだが、Namazuを作っているくらい検索技術に関して多くの知識と経験を持っていても、学ぶことが大量にあるというGoogleの蓄積した技術ってのは相当なものなのだろうな、と感じた。
そして、もう一つ。
Q. Googleに入って凄いな、と思ったことは何ですか?
A. 数千台という単位のマシンを一気に使って実験することができること。
特に許可申請とかすることもなく、使えます。入社して3日目くらいには、使っていました。
これは、よく考えると凄まじいことだ。
グリッドコンピューティングとか、そういうことを専門的にやってるところは当然、多くのマシンを繋いで実験をするだろうが、彼らはあくまで繋ぐ事を目的として研究しているわけで、その上でどういう応用が利くかを考えるのは、また違う話である。
ところが、Googleのエンジニアは、全員が1000台分のCPUで何ができるのか? という発想でサービスやアプリを考えるようになる。これは、全く思考回路が変わってくることだ。
僕らの学校のSFCは、全員が日常的にラップトップを抱えて教室から教室を動き回り、キャンパス中で使える無線LANの中で生活しているから、普通の人とコミュニケーションの仕方が違うのと同じである。
#とはいっても、このSFCの環境もいい加減普通になってきてしまったのではないか、というのが寂しい。もっとぶっ飛んでいて欲しい。そういう意味では、Googleの1000台の実験用PCはぶっとんでいる。
#そういえば、昔、村井純先生のインターネット構成法で「SFCはぶっとんでなきゃだめだ」という哲学の元、新しいキャンパスネットワークの提案をしたらベストテクノロジー賞をもらえた
参照:January 18, 2003:ベストテクノロジー賞
そして、1000台のCPU使って何やる? ってその時に考えたのだがぱっとアイデアが出てこなかった。今はちらほら、思いつくが。環境が思考を変えるとはこういうことか、と強く思った。
高林さんいわく、
今までの研究組織でやってたら1週間かかる処理を、1時間でおわらせることができる
とも言っていた。これは、研究のスピードが、24時間×7日 倍あがることを意味する。
Googleは、メインフレームを作ったIBMや、パーソナルコンピューターを作ったAppleの系譜を組むコンピューターメーカーである、という梅田さんの『Web進化論』の言及は、はまさにこういうことで、彼らはWebのあちら側にコンピューターを作ろうとしているのである。
そして、中にいるGoogleのエンジニア達は、すでに当たり前のようにその次世代コンピューターを使って色々あたらしいことを考えているのだ。
<参照>
「ウェブ進化論」の梅田望夫氏が語る“Googleという隕石”(後半
「ソースコードを見せて,と創業者のラリーとサーゲイは言うんです」---Google アンジェラ・リー氏
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