凄いレースだった。
雨で濡れたコースで始まったハンガリーGP。試合後半にどんどんコースが乾いていく。
そんなに濡れたところと乾いたところって違うのか!? っていうくらい、皆乾いたところを選んで走る走る。いつもは一糸乱れぬラインていうイメージのF1の車が、必死にハンドル切ってるのがうける。
さらに後半30週くらいの時点で、すでにウェットタイヤとドライタイヤの差はマシン性能やドライバーの腕関係無しに1、2秒は付いていた。
勝負の分かれ目は、どのタイミングでウェットタイヤからドライタイヤに切り替えてくるかという戦略勝負に。どのチームも、必死で計算してるんだろうなー、って想像を巡らせる。
そんな中ブリジストンのウェットタイヤを履く赤い皇帝シューマッハが、ウェットタイヤにも関わらずかなりのラップタイムで飛ばして、どんどん順位を上げる。
ラスト20週くらいのところで、5位くらい。
他のマシンがウェットタイヤからドライタイヤに履き替えるためにピットインしている間に、さらに順位を上げる。
ここで、とんでもないことに!!
トップのアロンソがタイヤの履き替えミス?でピットアウト直後にリタイヤ。ご存知のように、現在ドライバーズポイントでは1位のアロンゾと2位のシューマッハの真っ向勝負(11pt差)なので、なんとしてもシューマッハはここで差を縮めたい。ラスト10週くらいの時点で、2位に立ったシューマッハは、
「俺の腕なら、タイヤ履き替えないでも逃げ切る!!」とばかりに、意地でもタイヤ交換をしない戦略の模様。
確かに、ストレートならにフェラーリは速いのだが、ラップタイムで1秒差がついてる。捕まるのは時間の問題だった。その上、抜かれた直後にマシントラブルでピットイン。結局、ポイント差を縮めるのに絶好のチャンスだったのにも関わらずシューマッハはノーポイントに。欲張り過ぎては元も子もない、ということを思い知らせれるレースだった。
フェラーリのチームクルー達とシューマッハの間でどんな会話があったのかが凄く興味深い。

左:マクラーレンのデラロサに抜かれる直前のシューマッハ。
右:抜かれた直後にマシントラブルでピットインしたシューマッハのマシンのタイヤ。ぼろぼろ。
さて、そんな中、いったい誰がトップに立ったのか!? TVもフェラーリの奮闘ぶりばかり映していたからわかんなかったが、なんと我らが日本のB・A・R Hondaだった。ドライバーはジェイソン・バトン。
なんと39年ぶりの優勝。俺がF1の表彰式で君が代が流れるのを聞いたのももちろん初めて。

日本人も沢山いるピットクルー達が抱き合って喜ぶ。
1台のマシンを作りあげて、レースに勝つまで相当沢山の人達が関わっているんだろうな、と想像すると素直に感動してしまった。
普通のスポーツだと、そこまで裏方は評価されないし、実際問題やっぱ選手が主役だと思う。
でもモータースポーツ(ヨットとかもそうかな)は、本当にエンジニアもマネージャーもドライバー、そして一つ一つの部品を作ってる人達全員が主役だな、と実感。
ほんとF1は究極のチームスポーツだ。
子供にゃ真似できねえだろ的な大人なかっこよさを感じた夜でした。










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